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This is a storage room of my chaotic interest.

Amazon製の通信規格って

 なんでもAmazonが「Sidewalk」っていう新しい通信規格を作っているそうで、どんなものかみてみたいです。

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 今年20年にAmazonは犬用のトラッカーデバイス「Ring Fetch」を発売するみたい。

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 設定したエリア外にペットが出てると、現在地を確認して居場所を探せるということだけど、よくあるGPSトラッカーとかと何か違うのか?

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 このデバイスの通信を、その自前の通信規格である「Sidewalk」で行うようです。

 これまでとはまったく違う通信技術みたいで、「この技術の登場により、既存技術では埋められないギャップが存在したことが明らかになるだろう。業界にオープンに公開し、IoTの世界を変えたい」とCEOのベゾスさんはえらく強気です。

 

●この「Sidewalk」はどんなものか?

1、Wi-FiBluetoothよりも遠くに⾶ぶ

  最低500m、見通し良いと「1マイル⾶ぶ」

  ようで、より広いエリアで使⽤可能。
2、メッシュネットワークを構成する

  通信機器どうしが連携しあい、

  網の⽬のように広い通信エリアを

  全体で構成できる。

  1つの通信機器で届く距離が短くても

  機器同士が連携して⾯としてのカバー

  できる。

3、超低消費電力

  デバイスの電力を年単位保たせる。

4、通信には900MHz帯の電波を使う。

  通信速度は携帯電話ネットワークや

  Wi-Fiほど速くないみたい。

 Amazonはすでに、ロサンゼルス盆地全体でSidewalkのPoCを行なっているようで、LA全体(関東平野と同等の約1300平⽅km)を、わずか700個のデバイスでカバーできたみたい。消費電⼒は低く、バッテリーが年単位で持続するよう。通信はいわゆるIoT向けに開発されたLPWA通信ににているが、それとは別物とのこと。むむむ。。。何度も謎めいているな。

 今年、このSidewalkのプロトコル仕様を公開して、サードパーティーによる製品開発を促すようで、

 Amazonはこの技術でIoT世界のハブ役になろうと考えているのであろう!

オフィスで歯磨き革命か

 昼食後に歯を磨きたいけれど、なかなか磨けない人が持つ問題点を解決したコップ付きの携帯用の歯磨きセット「MIGACOT/ミガコット」をライオンが4月に発売するみたい。

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 1日3回の歯磨きを推進して、虫歯予防のサブカテゴリーが活性化する中、併売層を狙うと。

 女性の社会進出の増加で、就業者は増加し、約6割は就業をしている。職場で日中を過ごすことが多いなか、職場で「昼食後に歯をみがいている」人は4割、「昼も歯みがきをしたいが、できていない」人は約2割いたそう。

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 歯みがきをしない理由の一つに、携帯用歯みがきセットが挙げられていたとのこと。

「歯みがきセットを持ち歩くのは生活感が出て恥ずかしい」

「コップがなくて口がすすぎづらい」

「通気性や衛生面が気になる」

などとオフィスでセットを使う際に様々な不具合を感じている人が多いみたいですね。

●どんな携帯ケースかっていうと

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・手で水を受けて口をすすがなくてすむよう、コップを付き。コップ一杯の水でしっかり口をすすげるサイズのもよう。

・不透明ケースで、中身を周囲の人に見られずに保管や持ち運びができる。
・省スペースで立てられるので、使用中も邪魔にならない。
・ケースに通気口があり、通気性がよく、使用後のハブラシもしっかり乾き、衛生的。
・オフィス内の引き出しにも収納でき、転がりにくい形状。

・大きく開くケースでハミガキやハブラシの出し入れが簡単。

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と至れり尽くせり。

買って試してみましょう〜


 

 

 

ワイシャツのアイロンやクリーニングがストレスであること。

 ワイシャツのサブスクリプション「YClean(ワイクリン)」が評判いいみたいですね。友達数名が始めて皆すごくいいと言っています。

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 サービス開始後4年経つようだが、着々、じわじわと人気に。クリーニング付きでワイシャツを宅配で貸し出すという発想が受け入れられ始めた感。
お堅調に利用者を増やしている人気の秘密はどこに隠されているのだろうか。気になっていろいろ内容を調べてみた。

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 YClean(ワイクリン)は、1カ月分のワイシャツのレンタル&クリーニングをセットで行う宅配クリーニングサービス。レンタルすることで、ワイシャツにかける家事負担をなくすことを売りにしている。

 ワイシャツのアイロンがけはけっこう大変な作業。これはまさしく家事負担です。
この「ワイシャツにかける家事負担をゼロにする」というものがワイクリーン。

 「借りて、着て、返すだけ」。新しい発想のワイシャツレンタルサービス。毎月20枚クリーニングされたワイシャツが届き、着たらまとめて専用袋に入れて、着払い伝票で返却するだけ。

 料金プランは下記の3種類。
・ワイクリンがセレクトした20枚が届く「アソートプラン」: 税抜8,800円。
・10種類から好みのワイシャツを20枚選べる「スタンダードプラン」:税抜12,800円。
・綿100%・日本製の10種類から好みのワイシャツ20枚選べる「プレミアムプラン」:税抜24,800円。

 ワイシャツを購入せず、洗濯・アイロンがけやクリーニングの必要もない。これまでワイシャツにかけていた費用・時間・労力を、大きく削減するサービスといえる。


 奇抜な機能で話題作りをするのではなく、地道にサービスの質を高め続けている。生活必需品であるワイシャツに対しての課題を今までにない姿のレンタルサービスで解決する。

 共働き夫婦の家庭では家事の分担が進んでいるのに、なぜワイシャツのケアは妻がしなければならないのか。また単身世帯の場合は毎週末にクリーニング店へ通う煩わしさがある。

 サービス開始から4年が経ったが、急増こそないものの、毎月着実に新規ユーザーが獲得できているそうだ。驚くべきことに、1カ月単位で解約できるにもかかわらず、継続して契約する平均期間は8カ月。当初は3~4カ月とみていただけに想定以上の手応えを感じているそう。全体の約6割がスタンダードプランを契約しており、残りの1割がプレミアム、3割がアソートだという。

 すぐサービスに加入して実際に使ってみようと思う。楽しみである。

醤油のサブスクリプション

 キッコーマンが月額3,000円の「醤油を育てる」というサブスクリプション「BOTTLE BREW」を昨年から開始して話題になっていたが、反響が大きいようですね。

 昨年度末までに200⼈の会員登録⽬標のところ、既にそれ以上の申し込みが来て好評とのこと。

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 なんでも「ワインのようにフルーティーな⾹りのしょうゆを⾃家製で作れ、しかも発酵過

程を五感で楽しめる」という事で、醤油作りのキットをユーザーの⾃宅に送り、⾃宅で発酵させ、⾹りや味の変化などの出来上がる過程の⼀部を体験できるということ。

 材料は「発酵元液」「醤油種」「杉⽟」が送られてくるんだとか。楽しそうですね。まるでお酒でも作っているかのよう。という事もあってか女性だけでなく男性ユーザーも多いようです。

 サービスを始めたのは、⼤量⽣産品の隠れた「作り⼿のこだわり」を伝え、消費者とメーカーの間に永続的な関係性を築くのが狙いだそう。

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 同社の醤油といえば、六⾓形のマークが代名詞。⽴体商標となっている卓上瓶で⾼いブランド⼒を持っている。しかし、本で使う「しょうゆを育てるボトル」には、キッコーマンの代名詞「六⾓形」のマークが使われていないとのこと。

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 醤油の新しい消費⽅法を提案するサービスだからこそ、あえて代名詞ともいえるマークを取り払い、ユーザーが作り上げる醤油としたかったようだ。

 昨今の発酵ブームも相まってまさに楽しそうな醤油造り。実に楽しそうである。

 

サムスンの新型折りたたみ型スマホが売れてるって

 先月発表になったサムスン電子の縦型折り畳みスマートフォン「Galaxy Z Flip」が、新型コロナウイルス感染拡大の影響での個人消費の落ち込みをものともせずに、お膝元の韓国で売れ行きが好調なようだ。

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 2000年代を思い出させるガラケーで流行した縦型の折り畳み式の形状は懐かしい。
 しかし、2020年代というこの時代では、「手のひらに収まる折畳み式スマホ」というだけで十二分に新しい。
 約15万円というスマホでは高額な価格設定にかかわらず、初回分が数分で完売し、年間⽬標の250万台を軽く超えそうな勢いだそう。
韓国ではZ Flipは特に女性に人気で、ストラップをたくさん付けたり、シールを貼ったりなど2000年代のガラケーを思い出させる多くの写真がSNSに投稿されている。


 Z Flipのメインディスプレイがタテ方向に真ん中で折り畳み可能、かつディスプレイ保護材として超薄型ガラス素材の「Ultra-thin Glass(UTG)」を採用している。UTGは厚み30μm程度のガラスに添加剤を注入して折り曲げても割れないようになっている。外部検査機関で「20万回折り曲げできる」認証を取得。サムスングループはこの機構の採用のために超薄型ガラスベンチャーのドウインシス社を買収している。

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 実際に使ったユーザーの評価としては、「スマホアクセサリーでよく見かける本体を支えるカバーやリングがなくても自撮りがしやすい」「自撮の際にカバーディスプレーで自分の姿見れる」「スタンドなど不要で、広げて立てて置くとテレビ電話やライブチャットがしやすい」などの意見が多いよう。まさにSNS時代に受け入れやすいスタイルである。

 2020年下期は複数のメーカーが折り畳みスマホを発売する見込みが言われている。この折畳ディスプレイ技術は同社の営業利益を押し上げるんだろう。サムスン強いな。

 

GAFAを追い込む菅さん

 GAFA(Google、c、FacebookAmazonなど巨大IT企業)はこれまでは各国の法規制に強く反発してきた。各国政府との関係構築にも熱⼼とは言えなかった。しかし今日のように世界市場で独占的な立場になると、各国で規制を求める声が⾼まったことで変わらざるを得なくなった。消費者や市場から規制を求める声が⾼まってきたためだ。

 今月に入って楽天がキャリア⼤⼿3社の半額以下の料⾦プランを打ち出した。そしてこれまでの3キャリアの高額な通信料⾦の背景にあった高額な端末価格の引き下げにAppleが乗り出した。

 菅義偉官房⻑官はGAFAを念頭に巨⼤IT企業を規制する新法を議論する「デジタル市場競争本部」の本部⻑を務めているそうだ。

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 菅さんは昨年の講演で通信料金4割値下げを打ち上げ、楽天が⼤⼿3社が9割を握る市場シェアを崩せば価格競争が進んで利⽤者負担が減ると期待しているようだ。

 この新法ではスマホのアプリストア事業者とアプリベンダーとの契約の情報開⽰を求めるなどで規制をかけるよう。

 楽天が今月発表した料⾦プランはデータ通信量の上限のない⽉額2980円で「海外事業者と比較して相当安い」と菅さんも好評価。

 GAFAが政治に接近してきたのは、こうした事情もあり、⽇本の携帯市場が動き始めたといえる。昨年からAppleのティムクックCEO、GoogleのピチャイCEOらがこぞって菅さんに面会している。両者とも日本市場に協力したいと言っているようだ。

 世界からの批判に危機感を⾼めたGAFAは政府や法制度への配慮を前⾯に出し始めたということだ。

 ⽶議会の公聴会に呼ばれたFacebookザッカーバーグCEOが、いつものTシャツ姿でなくてスーツ姿で議会⼊りしたのもそういうことらしい。AppleのティムクックCEOもトランプとの蜜月を続けているようだ。

 菅さんはこうした動きを見事に捉えている。

日本でのAppleのシェアは50%を超え、その背景には3キャリアとの契約のからくりがある事を見据えていたのだ。「通信料の割引に充てるべき原資」を「端末割引に充てる契約」となっていると把握していたということ。

 「アップルとの戦いだ。アップルにこれ以上搾取させるな」といった総務省への菅さんの指示があり、改正電気通信事業法が成立したのだ。これで端末値引きに上限を設け過度に値引きしないようにさせる通信契約となる。

 ⽇本で起きたこの変化は、今後の世界におけるGAFAと政治の相関を見るものだ。

 昨今は本当につまらぬ政治家が多いが、菅さんは本物の政治家に感じる。応援したい。

自動運転はGoogleが一歩リード?

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カリフォルニアは自動運転公道試験走行の中心地みたいで、ベイエリアを中心に多数の会社の自動運転車が走行してるけど、Google/米アルファベット傘下で自動運転技術開発企業のウェイモ社のテスト走行車を見ない日は無いくらいテスト走行を行なっているみたいですね。

で、そのウェイモが先頃3月2日に新たに2430億円の資金調達に成功したようで、意気揚々ですね。投資会社の他に、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル社とか自動車ディーラーのなど米オートネーション社が出資したみたい。

ウェイモは、自動運転システムの実装でマグナと協力関係、オートネーションとは、自動運転の実験サービスで提携してるそう。

 

 

ウェイモの自動運転車の公道走行の実績は3219万km超えと圧倒的で競合他社より抜きん出ている。シミュレーションでは、とうに100億マイルを走行済みでこれも圧倒的に数字みたい。

走行距離については、カリフォルニア州車両管理局(Department of Motor Vehicles:DMV)が公表した結果でも、ウェイモが1年間に自動運転で走行した距離は193万キロメートルで、前年の3倍超で他社のそれを大きく上回ってるそうだ。

テストドライバーが走行中に自動運転モードを解除し、自ら運転する状況を「ディスエンゲージメント」と呼ぶらしいけど、ウェイモはその回数が1600km当たり0.09回と、前年の0.179回から半減させていて(自動運転解除条件なんかは各社によって異なるので単純に技術力の比較はできなけど)Waymoは解除の頻度が最も低かったよう。

他社もウェイモのこの一人勝ち状況を指を加えてみてはいなくて、GMなんかは頑張ってはいるが、公道走行距離は、72万キロメートルで、Waymoの4割弱。それでもGMも走行距離を前年から3倍以上に伸ばして、自動運転解除の回数は同0.19回と、前年の0.80回から改善させてる。

一方米Apple社のカリフォルニア州の公道走行距離はこの一年で12万8300キロメートルと、ウェイモの1割にも及ばない。

ただ、Appleの距離も、前年の1300キロメートルから大きく伸びてはいる模様。自動運転解除の回数は1600キロメートル当たり872回とGoogleには大差付けられてはいるけど、前年の8441回から大幅減ったようだ。

Appleは「Titan」と呼ばれる秘密の自動運転車開発プロジェクトを2014年に立ち上げたけど、計画どうり進まず、事業規模は大幅縮小してる。以後の報道でAppleはソフトウエア開発に注力する方針を打ち出して、Volkswagenと業務提携してる顛末。

Googleの自動運転での独り勝ちはしばらく続きそうで、行方を見ていきたいと思います。