NelLog ネルログ

This is a storage room of my chaotic interest.

大人気な個人経済圏

 企業や団体に属さないまったくの「個人」が、作品やスキルを提供してビジネスを展開する「個人経済圏」。

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 アクセサリーから洋服、家具まで個人が制作した作品を販売する「個人作品売買サイト」は、個人クリエイターのビジネス領域拡大をサポートしている。ネット販売を核に大型商業施設への常設店舗も展開しているサイトも出てきた。

そこで、個人作品売買サイトやコミュニティをまとめてみました。

 

Creema(クリーマ) 

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アートも雑貨もファッションも。『Creema(クリーマ)』は世界でたった一つのハンドメイドを対象に、あらゆるジャンルのクリエイターと購入者が、作品を売買(販売・購入)できるハンドメイド・ソーシャルマーケットです。

 

minne(ミンネ)

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手作りの作品を展示・販売・購入できるwebのレンタルボックスです。

 

ハンズ・ギャラリー マーケット

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東急ハンズが運営する、手作り品を見て、買って、出展して楽しむ、Webと店舗のギャラリー&マーケットです。手作り品なら誰でも「無料」で出品できる「Webショップ」と、東急ハンズ店頭常設の「レンタルギャラリー」で世界に1つの作品と出会えます。

 

手作市場

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日本が誇るクリエイター文化を世界へ発信し、クリエイターとユーザーが共に成長するサイトとして「手作市場」を立ち上げました。
素晴らしい作品をもっと多くの人達に知ってもらいたい。世界にひとつだけの作品をより多くの人達へ。

 

CraftCafe(クラフトカフェ)

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クラフトカフェは、手芸・手作りが大好きな方、これから挑戦したい方たちが集まり、作って見せて楽しむコミュニティサイトです。

 

iichi - HandMade in Japan

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手仕事の新しいマーケットプレイス iichi

 

マスクないなら、3Dプリンタで作っちゃえ!

 ITディストリビューション3Dプリンター事業などを手がける株式会社イグアスは、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による深刻なマスク不足を受け、自社で販売する3Dプリンターを活用し、繰り返し利用可能な独自のマスク(以下3Dマスク)を開発したとのことで面白いアイデアですね。

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男性用・女性用をラインナップ。 輪郭にフィットし装着時のストレスを緩和。

 3月下旬から同社員に試験的に配布して使用感のフィードバックを基に改良を重ねて、より広範な3Dマスク製作の展開を目指すようです。

 オリジナルで制作したマスクの設計STLデータを無償公開して、3Dマスクの社会普及を働きかけていくようで、素晴らしい社会貢献ですね。

 マスクの装着は、厚生労働省新型コロナウイルス対策基本方針にも記載されていて、現在もピークに達した需要に供給が及ばず、入手困難な状況が続いていますからほんとうにいいアイデアだと思います。

 同社が着目したのは「自社が販売を行っている3Dプリンターの可能性」でした。

・マスクの製作に適した素材が使える

・短時間で作れる

設計~製作の全工程を内製化したことで、3Dマスクを短期間で製作できたとのことです。

 今回の3Dマスクは3Dスキャナー、モデリングPCソフト、3Dプリンターを使用して製作されています。3Dスキャナーで人の顔をスキャン、スキャンデータを元に顔の輪郭に合わせて3Dマスクを設計した上で試作を繰り返し、人の輪郭と顔の各パーツの形状に沿ったフィット感のある最適な形状を実現しています。柔軟性と耐久性のあるナイロン粉末材料を使用し軽量で水や洗剤での洗浄もできるので清潔かつ繰り返しの使用が可能でよく考えられています。また内部には布、ガーゼ、紙類などのユーザーが選んだ素材をセットできる仕様にもなっているとのことです。「厚さ1mm重さ7g」と薄く軽量で本当に素晴らしいですね。

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内部には使用者が選んだ素材をセット。いつでも取り換え可能。

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厚さ1mm重さ7g、装着時の違和感を軽減。丈夫で繰り返し利用可能。

 実際にマスクを使用した社員のフィードバックとしては、
「一見堅そうに見えるが装着したらフィット感も良く違和感なく使える」
「マスクが入手できなかったので助かった。繰り返し使える点も良い」
「家族の分も欲しい」
といった声があがっているようで、今後は子供用などバリエーションを増やしていくようです。

今日聴きたい音:Big Scary - The Opposite of Us (2017)

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Big Scary

 オーストラリアのメルボルン産、ジョアンナとトムのデュオからなるBig Scaryの美しいメロディアスな名曲「The Opposite of Us」のTripleJの番組「Like A Version」内ライブでの模様。

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 Triple J はオーストラリア国営放送ABCのラジオ部門の一つで、オーストラリアのアーティストとオルタナティブ系を中心に、アメリカ・イギリスも含め様々なアーティストの曲を流している。 オーストラリアのトレンドを知る情報ソースとしても知られている。

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 マラカスのシャカシャカ音、そしてピアノリフメロディから始まる。

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 そして囁くようにうたう「Blues Juice」を飲んだような繊細なトムのボーカル。静寂を打ち破るような波動を感じる。

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 何度も何度も見てしまう「美しい」ライブ動画だと思う。

あれこれ書くよりも一度是非見て欲しい。

今日聴きたい音:Holt & Ellis – Falling Stars (1977-78)

今週末も外出自粛命令が。。
テレワーク続きで、精神がなまってきた感が否めない気がします。

こんな日はレアグルーヴで心を洗い流したい。

 

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今日紹介したいのは、カナダの「Arthur Songwriting Productions」がデモととて残したHolt & Ellis の「 Falling Stars」です。

 


悲しげでメロディックなピアノリフから始まるミディアムメローなヨットロック。
なんともメローなテイストが味わえるレアな好盤の大好きな一曲です。
彼らについての情報は一切なく、このEP一枚のみです。

 

 

新型コロナウイルス感染症対策サイトは速攻で作られた

 東京都が公開した「新型コロナウイルス感染症対策サイト」は速攻で作られたようで話題になっていますね。

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 このwebサイトは、都内の感染者数やコールセンターへの相談件数などをグラフや表で視覚的に分かりやすく掲載して作りも素晴らしいです。

 自治体が作ったものとしては異例のオープンソースとしてソースコードGitHubで公開しています。一般の人もサイトの構造を確認でき、コードの改善提案を出したり、他の自治体がコードをコピーしてそれぞれの対策サイトを作ったりできるようにしています。これまでは、東京都のサイトやサービスでソースコードが公開されることはなかったので本当に新しさを感じます。

 このサイトを作ったのは元ヤフー社長の宮坂学副知事ら「特別公報チーム」とのこと。発足からたった1週間でサイトを公開したようです。

「宮坂学副知事」の画像検索結果

 台湾のデジタル担当大臣のタン氏がサイトに改善提案を出していると話題になったり、神奈川県や北海道で都のソースコードを流用して作られた対策サイトが立ち上がって取り組みが急速に広がっていますね。

<東京都はどうやって即座にこのサイトを作れたんでしょうか?>

1、2月26日、東京都は宮坂副知事をチームリーダーとして新型コロナウイルス感染症に関する情報発信を担う特設の特別公報チームを立ち上げた。

2、「新型コロナウイルス感染症という今までないような状況で、正確な情報を都民に迅速に届けることが最重要課題」としてどのように情報発信するべきかアイデアを出し合った。

3、 新型コロナウイルスの感染者数は日々変化していくため、サイトも常に改善を続けられるようにする必要があったため、宮坂副知事がオープンソースなサイトの構築を提案した。「情報発信は東京都だけの問題でない」として、他の自治体でも同じ仕組みを使えるようなサイトを作りたいと考え、GitHubソースコードを公開することにした。

4、データの収集やサイトの要件などをまとめるのと同時に、サイト制作の委託先を選定。

5、3月2日、サイト制作を「なるはや」作るよう発注し、2日で完成。

6、3月3日、公開にこぎつけた。

 アイデア出しから1週間でWebサイトを公開するのは劇的に早いですね。対策サイトの開発が高速で進んだ要因は、「開発規模の小ささ」と、企画設計~実装~テストまでを短期間で繰り返す「アジャイル開発」にあったようです。

 規模にもよるが、東京都においてWebサイト制作にかかる期間は2カ月以上になる場合が多く、この対策サイトが普段通りの規模感で開発されていた場合、公開は5月以降になっていたかもしれないとのこと。

 小規模プロジェクトだったことや、新型コロナウイルス感染症対策の緊急性が高いこともあり、制作にかかる時間が大幅に短縮できたらしい。

 この対策サイト制作では、全ての機能を完成させてから公開するのではなく、重要な情報から順次表示できるようにしていくという方針を立てて開発を進めたようだ。

 公開当初の掲載情報は感染者数やコールセンターへの相談件数にとどまっていたが、その後グラフの追加などが行われ、地下鉄の混雑度合いや検査実施数なども確認できるようになっている。コアな情報だけをとりあえず先に見せて、日々更新していくことでサイトの厚みを増していったのだ。

 対策サイトの日々の更新の礎になっているのは職員や発注先ベンダーのエンジニアだけの考えだけではない。サイト公開以降に一般の人々からの改善提案は1000件以上も集まった。メディアで取り上げられたことをきっかけに提案数が爆速でに増えているようだ。コードが書けなくても改善提案ができるふうにしたことが功を奏したのだろう。
 都は対策サイトのソースコードだけでなく、そこに掲載している情報のデータ形式GitHub上で公開してオープンデータ化している。情報の集め方は自治体によって違いがあるが、データ形式さえ合わせれば東京都が公開しているソースコードを書き換えなくても、そのまま独自の対策サイトが作れるのだ。またデータ形式をチェックすれば、必要な集めるべき情報もすぐに理解できるというメリットもあるようだ。

 GitHubでオープンデータを出していけば世界中の人がいろんな人が開発に参加してくれる。日本中にオープンな取り組みが広がっていく契機になるものと期待されているようだ。

ゲーミフィケーションって

 ゲームのノウハウを異業種に応用することを「ゲーミフィケーション」と言うそうですね。

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 ゲームソフトメーカーが販売を伸ばすために培ってきた「続けて遊びたくなる」というノウハウを、異産業で取り入れられる動きがおおきくなっているそう。「人を楽しませる」というゲーム独自の視点が、技術の実用化や高齢化などの社会課題の解決に新たな示唆を与えると期待されているのだそうで、医療や介護の現場で特に注目されているみたいです。そうした風潮の下、スクエアエニックスバンダイナムコでは異業種との協業が行われているそうですので、どんなことをやっているのかしりたいです。

「卓球ロボット オムロン」の画像検索結果

 スクエアエニックス人工知能(AI)を活用し、やる気を引き出すという、面白げなPOCをオムロンと共同で実施。オムロン製の卓球ロボットにスクエニのAIを搭載し、AIが厳しく攻撃したり、やさしい球を返したりするらしいです。ロボットが人を観察していわゆる「アメとムチ」を使い分け、やる気を引き出して練習の効果を高めるものだそう。
 昨今はAI技術の発展で様々な機械は以前よりも飛躍的に精密制御が可能となり、ロボットが人と一緒に作業するなどの社会実装を目指すには、人を理解して協調性を高められるAIの開発が求められます。しかしながらAIは人と共存する現実が苦手で、その一方、ゲーム産業は一人のユーザーを深く理解し、楽しませることを続けてきたため、このPOCには意味がありそうですね。

「ファイナルファンタジー15」の画像検索結果
 こうした仕組は、「ファイナルファンタジー15」の中で既に取り入れられています。仲間キャラクターがプレイヤーが倒そうとしている敵をあえて倒さないとか、AIでゲームのユーザービリティや難易度を調整しています。
 スクエニは自動接客サービスなどでの実用化を目指しているようで、将来的にはスマートシティーなど、多数のAIが複合的に運用されるシステムの中で、全体を最適化させる監督役となるAIの開発につなげたいようです。

「製薬」の画像検索結果

 バンダイナムコは製薬の東和薬品と、服薬を支援するスマートフォン向けアプリの開発に着手しており、令和3年までに開発する予定だそう。
 ゲームそのものの楽しさのほかに、モチベーションを上げる仕組みや達成感などを最重要課題として開発しているようで、今後このゲーム制作で培ったノウハウを活用するとのこと。年間約500億円ともいわれている医療費高騰の一因となっている残薬の解消につなげたいとのこと。

「pacman」の画像検索結果

 ゲームの世界では早くからAIが活用されてきたようです。なんと第1次ゲームブームの「パックマン」ではプレイヤーの動きに合わせて敵の攻撃に緩急をつけ、飽きさせないことがヒットにつながったと言われています。また、平成2年発売の「ドラゴンクエスト4」では、仲間が自動で学習しながら戦うAIが既に取入れられていました。「少し先の未来」をみせることがゲームの役割、だそうです。
 異業種が相次いで、「やる気アップ」につながるゲームの仕組みに着目しています。こうした企業の共通の悩みは、「どうやって人の意識に働きかけるか」だそうです。売れる製品の開発競争にしのぎを削るゲーム業界の考え方がその突破口になるかもしれませんね。

グルメサイトって使ってますか?

 先週3月18日に公正取引委員会(以下:公取委)は飲食店の口コミを集めたグルメ情報サイトの取引実態調査の結果を発表した。その内容は、加盟店に対して一方的な契約変更や高額プランへの誘導、低額プランへの契約変更制限を行うサイト運営事業者が存在するというもので、以前から囁かれていた噂は本当だったみたいですね。

(令和2年3月18日)飲食店ポータルサイトに関する取引実態調査について:公正取引委員会

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 公取委は、サイト事業者や飲食店、消費者、サイトの営業代理店などを対象にアンケート調査とヒアリング調査を実施。

 調査結果としては、情報サイト加盟店のうち約11%が一方的な契約変更を受けていた。さらにそのうちの約69%がそれにより不利益を被ったとしている。

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<表示順位は契約料により変動>
 情報サイトの店舗検索機能において、加盟店の約80%は契約料によって表示順位が変わると説明を受けたとしている。

 ・表示順位は売上に大きく影響するため、加盟店の約92%が順位を上げたいと回答。

・集客数を増やすには表示順位を上げなければならないとサイト側に言われると、高額プランを契約せざるを得ない。

・契約期間中に広告効果の高い新プランができると、それまでの契約プランの広告効果が相対的に下がってしまうため、より高額なプランに変更せざるを得ない。また、広告効果が下がるならと低額プランに変更しようとしても認められない場合もある。

 公取委は、情報サイトが一方的な契約内容の変更により加盟店に不利益を与えるのは独占禁止法の「優越的地位の濫用」に当たる恐れがあるとして、契約変更の際には変更の理由を示し、改訂までに十分な期間を設けて加盟店から意見を聞き取るのが望ましいとしている。

<店の点数で意見の食い違い:サイト側「変動しない」、加盟店「変動した」>

・サイト側は、口コミの評価点数は契約金額によって変動しないとしている。一方で、加盟店からは「口コミも味も変わっていないのに、有料会員になると点数が上がった」「有料会員をやめると点数が大きく下がり、再度会員になると戻った」という声もあり、意見が食い違っている。

 公取委は、合理的な理由なく意図的に表示順位や点数の算出ルールを定め、特定の飲食店の表示順位や点数を下げて著しく不利な状態にすることは「差別的取り扱い」に当たるとしている。また、順位や点数の算出に重要な要素について、飲食店や消費者にできる限り開示するのが望ましいとしているが、サイト側は「点数の不正操作を防ぐため、算出方法を全て公開するのは難しい」としている。

 

<営業代理店は「ノルマを達成できないと手数料を下げる」>

 サイト側の営業代理店からは、「目標達成できない場合は、支払う手数料を下げるといわれる」「サイト側には従わざるを得ない」などの意見もあった。

 公取委は、サイト側が営業代理店より優位な立場にある場合、営業代理店に対し、十分な協議なしに達成が難しいノルマを一方的に設定し、達成できなかった場合に手数料を減らすといった行為は、優越的地位の濫用に当たる恐れがあるとの考え方を示した。

 同委員会は調査を通して「優越的地位にあるといえるグルメ情報サイトが存在する可能性は高い」と結論づけた。 

 

 接待などで会食を持つ際などはグルメサイトの星の数を見て予約する事が多かったが、最近はグーグルマップでの検索が一般的になり、お店予約の際にも「食べログ」などよりも「グーグルマップ」でお店をチェックすることが多くなった。一般の情報サイトは加盟店を募る宿命を持つため、加盟料で評価点数が上下することは容易に想像できる。これら「ぐるなび」や「食べログ」など一般の情報サイトはいずれ落ちぶれていくだろう。すでにいわゆる「オワコン」の様相を呈している。