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自動運転はGoogleが一歩リード?

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カリフォルニアは自動運転公道試験走行の中心地みたいで、ベイエリアを中心に多数の会社の自動運転車が走行してるけど、Google/米アルファベット傘下で自動運転技術開発企業のウェイモ社のテスト走行車を見ない日は無いくらいテスト走行を行なっているみたいですね。

で、そのウェイモが先頃3月2日に新たに2430億円の資金調達に成功したようで、意気揚々ですね。投資会社の他に、カナダの自動車部品大手マグナ・インターナショナル社とか自動車ディーラーのなど米オートネーション社が出資したみたい。

ウェイモは、自動運転システムの実装でマグナと協力関係、オートネーションとは、自動運転の実験サービスで提携してるそう。

 

 

ウェイモの自動運転車の公道走行の実績は3219万km超えと圧倒的で競合他社より抜きん出ている。シミュレーションでは、とうに100億マイルを走行済みでこれも圧倒的に数字みたい。

走行距離については、カリフォルニア州車両管理局(Department of Motor Vehicles:DMV)が公表した結果でも、ウェイモが1年間に自動運転で走行した距離は193万キロメートルで、前年の3倍超で他社のそれを大きく上回ってるそうだ。

テストドライバーが走行中に自動運転モードを解除し、自ら運転する状況を「ディスエンゲージメント」と呼ぶらしいけど、ウェイモはその回数が1600km当たり0.09回と、前年の0.179回から半減させていて(自動運転解除条件なんかは各社によって異なるので単純に技術力の比較はできなけど)Waymoは解除の頻度が最も低かったよう。

他社もウェイモのこの一人勝ち状況を指を加えてみてはいなくて、GMなんかは頑張ってはいるが、公道走行距離は、72万キロメートルで、Waymoの4割弱。それでもGMも走行距離を前年から3倍以上に伸ばして、自動運転解除の回数は同0.19回と、前年の0.80回から改善させてる。

一方米Apple社のカリフォルニア州の公道走行距離はこの一年で12万8300キロメートルと、ウェイモの1割にも及ばない。

ただ、Appleの距離も、前年の1300キロメートルから大きく伸びてはいる模様。自動運転解除の回数は1600キロメートル当たり872回とGoogleには大差付けられてはいるけど、前年の8441回から大幅減ったようだ。

Appleは「Titan」と呼ばれる秘密の自動運転車開発プロジェクトを2014年に立ち上げたけど、計画どうり進まず、事業規模は大幅縮小してる。以後の報道でAppleはソフトウエア開発に注力する方針を打ち出して、Volkswagenと業務提携してる顛末。

Googleの自動運転での独り勝ちはしばらく続きそうで、行方を見ていきたいと思います。