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「ウェアラブルEXPO -ウェアラブル 開発・活用展」 @東京ビッグサイト レポート3

年収訴求

最新のウェアラブル端末から、IoT、AR/VR技術、最新ウェアラブルバイス開発のための部品・材料まで、ウェアラブルに関するモノが出展した展示会「ウェアラブルEXPO -ウェアラブル 開発・活用展」を視察しに東京ビッグサイトへ。

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福井大学・超小型レーザーモジュール搭載スマートグラス

福井大学はレーザー走査型ディスプレイの小型化研究を展示していた。

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RGBの三原色合成波器と半導体レーザーを集積化した光源モジュールを超小型のフルカラーレーザーモジュールとしてパッケージ化した。

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フェーズ1に比べて更に小型進化させたフェーズ2モデルを披露していた。
近年、情報通信端末としてのディスプレイの発展は著しく、いわゆるウエアラブル・ディスプレイとして様々な形のものが市場に投入されようとしている。特に、画像を網膜へ直接投影する眼鏡型ディスプレイは、眼鏡の機能を大きく変え、高付加価値化する可能性を秘めており、今後大いに発展すると期待されている。本研究開発では、映像投影部の光学エンジンの超小型化を図り、眼鏡産業の高付加価値化を念頭に、真に使い勝手が良く、装着していることさえ気にならない新しい構成の眼鏡型レーザ・ディスプレイを実現することである、としている。

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フェーズ1で既に試作された超小型三原色合波光源をベースに、その合波光源にレーザビーム走査部としての MEMS ミラーを集積化して超小型光学エンジンを実現。

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さらに、地場産業としての眼鏡フレームの長年蓄積された技術を活用して、実際に眼鏡フレームに光学エンジンを搭載し、外観的には通常の眼鏡と全く変わらない「装着していることが気にならない」新仕様のメガネ型レーザ・ディスプレイ開発の実現を模索している。
/>地場産業としてメガネ産業が栄える福井県鯖江市などのメガネフレームやレンズ、またMEMS、半導体などにおいても企業などと連携して開発を進行させている。
見た目は普通の眼鏡となんら遜色のない小型ディスプレイを持つ新しいメガネを私たちが普通に使う日がすぐそこに来ている様である。