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今日聴きたい音:Ben Sidran – Feel Your Groove(1971)

年収訴求

2020年2月16日の日曜日。

朝起きてバルコニーの窓ガラスから外を覗くと、雨がしとしと降っていて、物干しざおに雨しずくがポタポタ。まだ寒くって、薄暗くてダウン気味な様相です。

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朝のコーヒーをすすりながら、くったりジャジーでいこうかなとレコード棚をまさぐります。ターンテーブルに載せて針を通して聴いてみたいのはこのアルバム。

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Ben Sidran – Feel Your Groove(1971)

Steve Miller Bandに参加するなど、ジャズモードながらアンニュイなロックからの影響を多分に感じさせるミュージシャン、Dr.Jazzと称されるBen Sidranの1971年のデビュー・アルバム。

このファーストアルバムにはそんな彼のジャジーでグルーヴィーな魅力が詰まっています。

Nick DeCaroの華麗なアレンジ、参加ミュージシャンはギターにBoz ScaggsPeter Frampton、Jesse Ed Davis(ベンはジェシの1stアルバムに参加)、ドラムにThe Rolling StonesのCharlie WattsとJim Keltner、バックヴォーカルにMimi FarinaなどMIxtureなメンバーが。

クールなBenのピアノソロ「LEO'S MY NAME」から始まる。

Jesse Ed Davisのファンキーなギターリフが秀逸な「POOR GIRL」。

妹(?)Judy Sidranがバックボーカルを務めるDJ必須のグルーヴィーなエレピが鮮烈な名曲「ABOUT LOVE」。

I'm Gonna Make You Love Meを思わせるNick DeCaroアレンジでベンのエレピとボズのギターが絡み合う立ち上る煙のような名曲「FEEL YOUR GROOVE」。

どこかスライ&ザ・ファミリー・ストーンを思わせる「THAT FINE DAY」

Nick DeCaroのストリングスにBlue Mitchellのトランペットが響くジャズ・ナンバー「TRY」など、全曲が素晴らしいアコースティック・メロウの名盤といわれています。