「ウェアラブルEXPO -ウェアラブル 開発・活用展」 @東京ビッグサイト レポート２

最新のウェアラブル端末から、IoT、AR／VR技術、最新ウェアラブルデバイス開発のための部品・材料まで、ウェアラブルに関するモノが出展した展示会「ウェアラブルEXPO -ウェアラブル 開発・活用展」を視察しに東京ビッグサイトへ。

●BoCoの骨伝導完全ワイヤレスイヤホン

BoCoが開発した世界初・骨伝導方式の完全ワイヤレスイヤホン「earsopen PEACE」(TW-1)を展示。クラウドファンディング・GREEN FUNDINGで1億6,400万円以上/支援者7,400人を集めた製品。4月より一般販売が開始予定。価格は21,800円。

耳の淵をイヤリングのようにイヤホンで挟み込んで耳に取り付ける。

骨伝導のため耳穴を塞がないので、音楽を聴きながら、周囲の環境音も聞こえるいわゆる「ながら聞き」ができるのが最大の特長。

実際に耳に取り付けて試聴してみたが、やや低温域が少ないものの、十分な音質の良さを感じることができた。これであれば日常使用での不満は感じないと思えた。

Bluetooth 5.0対応・連続使用約5時間・重量9.5g(1個)・IPX7防水・充電用クレードル付属。

また、骨伝導の完全ワイヤレスで、難聴者向けの音楽＆会話用に焦点を絞った聴覚補助モデル「TWHA-1」も展示。本体デザインは先述のTW-1に似た形状で同様に耳に挟み込む。マイクで周囲の音を集音し、テレビや会話などが聞こえやすくなる。左右それぞれ音量スイッチを備えるため、個別に音量調節が可能。

さらにBOCOで特徴的に感じたのが、ビジネスユーズ向けでのニーズが多く想定されているということだ。

耳を塞がずに、イヤホンの音が確認でき、同時に環境音も確認できる。

そのため、使用されている無線機などと組合わせることで、建設や工場など現場作業者がイヤホンをつけたままの作業が可能になる。

会場で話を聞くと、建設業界からの依頼が非常に多くなってきているとのことだった。