人気のIoT子供見守りサービスに次期モデル登場
以前に「ひとりメーカー」として本ブログで紹介した八木啓太氏の会社Bsize社が人気の「GPS BOT」の次期モデルを発表した。
3月2日発売とのこと。
様々な子供の見守りGPSサービスは多々あれど、間違いなくベストセラーと言えるモデルの新型である。
まだ見守りサービスが子供ケータイでしか有名になってなかった時代の2017年から発売し、第一世代モデルは既に4万台を出荷している。
Amazonや楽天などでも手作りの可愛い持ち運びケースもたくさん販売されているのを見ると、子供がいる家庭ではこの「GPS BOT」はもはや小学生三種の神器になっているんじゃなかろうかと思う。
「AIみまもりBOT」として売り出しているこのGPS BOT だけがAIを謳っていてまともに機能している製品ではないか、と思う。
筆者は小学生の子供に持たせるために、下記の複数のGPSサービスをこれまで試してきた。
2、みもりGPS ドリームエリア
3、Family dot ソースネクスト
使ってみた具合の良好さの順位としては1→2→3 である。
GPS BOT第一世代は申し分ない精度や使用感。ただバッテリーが持ちが短く(3Gの宿命ではあるが)もう少し頑張って欲しかった。みもりGPSは精度は問題ないが、スピーカーやボタンが付いていて、小学校高学年生でないと持たせにくい。バッテリーはやはり3Gで持ちが悪い。Family dotは精度がクソだった。こちらもバッテリー持ちは悪い。上場企業の社会的責任の大きい企業であるソースネクストがこんな製品をよく出したものだと正直思った。ポケトークで有名だが、ポケトークも面白グッズのようなテイスト感が拭えないのと同様の感覚を覚える。
今回、GOS BOTは新型となり、みちびき対応のGPS、補正A-GPS、Wifi、基地局と測位と補正が強化された。また特筆すべきはLTE-M回線を使用したことか。LTE-MはM2M向け、ライセンスバンドのIoT通信方式であり、広範囲・超低消費電力のLPWAと言われる通信方式である。同様の通信方式ではNB-IoTがあるがこちらはモビリティには非対応なので動くものを追跡するGPSデバイスには不向きである。LTE-Mは国内ではドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアとも提供を行っている。ただ通信方式としては未だ実証実験が多く実運用で目立ったものは3キャリアとも非常に少ない。ドコモ、KDDIはNVMOとして、IIJやソラコムが提供を行なっているもので多少使われているぐらいである。ちなみにこの製品の通信はIIJのようです。IIJということはドコモ網なので安心ですね。LTE-Mのコンシューマモデルへの搭載は初?なのではないかと思う。今回GPS BOTはLTE-M回線の使用でバッテリー持ちが約1か月と謳っている。ぶっちゃけ1か月も持つの?と思うが、それでも1か月を謳う以上は通常の使い方で10日以上はゆうに持つのでは無いか、と思う。1400mAhのバッテリーで10日持つのは現在の市場レベルでは非常に優秀と言わざるを得ず、開発努力を感じる。注文したものが早く届かないかとワクワクする次第である。八木啓太さん素敵だと思います。