プロフェッショナルはどの世界でもカッコいい。
プロフェッショナルはどの世界でもカッコいい。彼らの語る言葉、所作は観てて美しいものだ。
この映画は、自分がバーテンダーに愛される常連客になりたくなるような気分にさせられるドキュメンタリーである。
世界中のバーテンダーやバーマニアを魅了したカクテル・レシピ本である「シューマンズ バー ブック」の著者であり、自らもミュンヘンのバーオーナーで、かつファッションモデルでもあるというチャールズ・シューマンが、うまい酒やバー、バーテンダーを探して世界中を巡るストーリー。
映画の中のチャールズはもちろんの事、嫌味なくらいかっこいいが、そのことよりも酒を振る舞う覚悟、技術、話術、人間性などのすべてが高いレベルで求められるバーマンという職業の過酷さを思い知らされる。
私にも20年間足繁く通った大阪・北新地の「Bar Vincent Van」というお店があったが、寂しい事に今年2020年の1月に閉店してしまった。この映画を観るとその店に行きたくなった。
マスターの鮫島聖二氏には大変お世話になったものだ。まさにプロフェッショナルと言える仕事をいつも見せてくれた店だった。彼の20年もの間に見せてくれた覚悟・技術・話術・人間性などの全てに敬意を贈りたいと思った。
地方特化サービスで価値を生む<とくし丸>
日本ならではの「買い物難民」を支援する移動スーパー「とくし丸」って知っていますか?
とくし丸とは、「とく、とく、とーく、とーくしー丸~」といった音楽を流しながら、野菜やパン、魚などのイラストが描かれた軽トラックで過疎地をめぐる移動販売店です。過疎地で大人気で今話題の会社です。
事業の発祥は徳島県だそうです。
過疎地のいわゆる「買い物弱者」といわれるご高齢者などが多い地域の「中小スーパー」と商品仕入れの契約を行って、その商品を移動販売車を持つ「個人事業主」に販売を任せるという独自の手法で、契約地域を全国に拡大してきたようですね。
最初はトラック2台で2012年に創業したようです。
2016年には有機野菜などの食品宅配専門スーパー「Oisix」を運営するオイシックス・ラ・大地(株)が買収に乗り出しましてさらに拡大していったそうです。
現在ではコンビニよりも便利なチェーン店事業として発展し、2020年3月の今月末には全国で500台を突破する見込みで資金を再投資しているそうです。
陳列される商品の価格は、店頭価格にプラス10円と何とも良心的です。買い物弱者の立場に立った戦略でありながら、販売パートナーや地元スーパー、とくし丸の三者全員が利益を挙げられるというまさに「三方良しのオールウイン」ビジネスモデルが全国にあっという間に広がったのも納得できますね。この事業は、地方に特化したサービスで価値を生むことで成功している数少ない例と言えますね。
「とくし丸」事業のビジネスモデルのポイントは、本部利益の「会費=フランチャイズ費」を毎月3万円の固定額として、それ以上の儲けは地元スーパーと販売パートナー(ドライバー/個人事業主)に還元される仕組みだそうです。店舗側の運営の疲弊が話題になるコンビニのフランチャイズなどとはそもそもそのイズムが違いますね。
この事業がが目指すのは下記3点のようです。
・スーパーが近くになく買い物が難しいエリアの人々(買物弱者)の支援
・地元スーパーの支援(販売代行)
・個人経営者の支援(がんばれる仕組み)
であり、近江商人の三方良しを超えた「四方良し」の構図になっています。
この「とくし丸」事業が体現している新たなビジネスの視点は、他事業にも応用が利く様に感じます。実際に取り入れる企業が出てくることに期待したいですね。
今日聴きたい音:Executive Jam – I Want You Back In My Arms Again (1979)
@大阪。テレワークになった仕事は適度にこなして
春の陽気を少し感じることができたこんな日は
ゆったりとしたピアノリフに心躍らせたいものです。
まるでバート・バカラックのClose To Youさながらのミディアムダンサー。
ニューオーリンズでスタジオミュージシャンとして長いキャリアを積んだピアニスト、Glenn Carvinは、やっとのことで、1979年に本作の録音の機会を得ました。
彼はVernon Manuelをボーカルとして招き、すべてのエネルギーを注ぎ込んで制作。
「I Want You Back In My Arms Again」はピアノのテーマに基づいたミッドテンポで、Vernonの声がアシッド・カッパー・アレンジメントによるTerry Callier(カデット時代)のいわゆるクラシック時代を連想させます。後半のホーンアレンジも絶妙で、80年代前の素晴らしい時代感を表現しています。
YouTubeの最近の躍進ってすごいな
この数年のYouTubeの躍進って本当にものすごいものがありますね。
つい先日も、YouTubeの広告費がテレビを追い抜いたと話題にもなっていました。
私自身も2年ほど前から。毎日のテレビを見る時間よりもYouTueを見ている時間のほうが確実に多くなりました。テレビは真実を語らず、マスコミのいいように加工されているので見なくなってしまいました。このオワコン化は新聞も同様ですが。。。
先ごろ、日本におけるYouTubeの利用実態を探るため「YouTube オーディエンスリサーチ」をグーグルが実施したようです。どんな人がどんな目的でそんなにYoutubeばかり見ているのか気になりますので、中身をみていきたいです。
●いつYouTubeを見ているの?
18~65歳男女にYouTubeを生活の中のどのような場面で視聴しているか確認。
1.「夜自宅でくつろいでいるとき」
2.「日中自宅でくつろいでいるとき」
3.「就寝前」
自宅なんかの落ち着いた時にほっこりとみている人が多いんですね。
●何でYouTubeを見ているの?
特に理由なく「習慣的な利用」(45%)が圧倒数。
これも納得。寝る前にいつも見ちゃうんですよね、という声よく聞きます。
「気になる芸能人や著名人がいたとき」(21%)
「気になる商品・サービスがあったとき」(15%)
「事件やニュースがあったとき」(11%)
という回答も目立ちますね。
何か起こった時や調べものなんかを確かにyoutubeでよく動画検索します。
まるでgoogleで検索するように最近は使ちゃっていますね。
●なんでYouTubeを見るの?
1、「暇つぶし」(34%)
2、「娯楽」(32%)
3、「楽しいから」(24%)
4、「自分の趣味に合うコンテンツがあるから」(22%)
2~4は情報入手。やはりこちらにも検索の意図がありますね。
●YouTubeで誰が何を見ているの?
視聴ジャンルは多岐に渡って様々。
アーティストのライブ、クリエイター動画、お笑いなどは特に人気。見ている性別や年代によって試聴内容も様々ですね。
●更に面白い意見が、、
YouTube利用者79.5%が、特定のジャンルに関しては他のメディアでなくて、YouTubeでしか見ないと回答しています。
好きな動画を選んで見られることやいつでも見たい動画を検索できることなどがその理由みたいですね。
<YouTubeを見る主な動機>
指名視聴する利用者の約7割がこの動機のいずれか1つ以上と関連しているみたいだ。
1. 身近なエンターテインメント
・作り込まれたコンテンツでなくて、身近に感じられるような人が作ったエンターテインメントである。
・好きなときに好きな場所で楽しめる。
・自分がやれそうでできないことをクリエイターと一緒に楽しむ感覚が持てる。
・男女20~29歳が中心。
・視聴者=ファン同士の仲間意識が強い。
2. 暇な時間を有意義に過ごせる
・単なる暇つぶしでなく自分の興味関心に合ったコンテンツで豊かな時間を過ごせること。
・見ていて楽しい動画が多い
・お薦めされる動画が自分に合っている
・何か面白いものに出会える期待感がある。
3. プチ挑戦できる
・語学や料理、DIYなど新しい知識や技術を身に付け、可能性が広がる。
・分かりやすく、専門的な知識を持つ人が情報を教えてくれる。
・トップダウンでなく身近に感じられる人が分かりやすく教えてくれる。
・本格的な習い事を始める前に気軽にトライできる。
4. 「好き」がある
・時代や場所の制約を超えて好きなものに浸れる。
・YouTubeの膨大なコンテンツ群であれば自分の求めているものが見つかる、と期待できる。
5. 真実の追求
・レビューなどさまざまな視点で物事の本質を知りたい人が、
公共性や関係者の利害に左右されないリアルな情報を得られることを期待している。
・情報が信頼できること、動画を通して情報を生々しく伝えてくれることが重要。
なんかすべて納得できるアンケート結果でしたね。ますます従来のテレビなどのメディアは落ち込みそう。芸能人っていう言葉も無くなるんでしょねw
大手外食チェーンで休校支援流行り
新型コロナウイルスの影響で全国の学校が休校となる中、大手外食チェーンが次々と独自の休校支援策を発表しています。
吉野家は3月10~31日、12歳以下の子ども用に牛丼並盛(380円)をテークアウトする場合、300円で販売。子どもの来店・同伴は必要なく、特別価格が適用するのは3個までとなっている。
餃子の王将では3月9~31日、「お持ち帰り専用お子様弁当」(270円)を販売。電子レンジ対応容器に、ご飯、ギョーザ2個、鶏のから揚げ2個、ウインナー2本が入っている。注文は、電話予約かEPARK予約限定で、1人3個まで。
資さんうどんは休校支援策として小学生までの子どもを対象に「お子さまうどん」と「お子さまカレー」をそれぞれ100円(税込)で提供すると発表しました。期間は3月14日~4月5日。お子さまうどんとお子さまカレーには、2種類のゼリーとおもちゃも付いており、通常は330円で提供しているものだそう。
ラーメンの一蘭は、3月8~31日、「お子様ラーメン」(無料)の提供対象を拡大するとのこと。従来は小学生未満が対象だったが、小学6年生までに広げるようで、利用するには、一蘭公式アプリのダウンロードが必要だそう。
和食さとは3月13日~31日、テークアウト商品5種を半額で提供する。
新型コロナウイルスの感染拡大で、企業が対応を強いられている。また、休校支援などで独自の支援を始めるところもある。各社はこの危機をどのように乗り切ろうとしているのか。
新ITサービスが出てくるアメリカと日本の違いとは?
アメリカは電⼒を⾃由化して、さらにスマートメーターを普及させたことで、ITを使ったサ ービスがどんどん出てきているそう。
まず最初にアメリカでは電⼒の⼩売りを⾃由化した。そして電⼒網のすべてを監視するスマートグリッドが導⼊されたのだ。
そのため、電⼒監視のスマートメーターなどが普及し、太陽光発電などの再⽣可能エネルギー、そして余った電⼒をためる蓄電池の技術が発達したのだ。それに伴って、太陽光発電の安定しない電⼒を平準化するサービスや家庭内発電などの多様化する電⼒からできるだけ安く調達するサービスが⽣まれた。
そして現在は、その普及した再⽣可能エネルギーや蓄電池を地域で統合して制御する技術が発展したのだ。
アメリカでは、電⼒を消費する住宅などに太陽光パネルや蓄電池などの分散エネルギー資源を設置する例が増えており、それらを束ねる新しいビジネスが⽣まれている。
住宅の太陽光発電の電⼒を蓄電池にためたり、EVに充電したりといった省エネの新しいライフスタイルを提案しているベンチャー企業が現れ、最近はエネルギー管理をホームセキュリティや⾒守りサービスと連動させる企業も現れたようだ。
アメリカは、遠隔から電⼒測定するスマートメーターを普及させて、そこから集まるデータやそのネットワークを利⽤した新しいサービスを⽣み出そうとしている。そうした環境を整備することで、ベンチャー企業の参⼊を促進しているのだ。それはあたかもPCやネットを普及させて、その上で様々な企業に競争させて経済を活性化させたモデルを再現しているかのようである。
電⼒の世界でもどんどん新しいサービスが出現する環境を整えて、世界のスタンダードを取る戦略なのだろう。消費者に受け⼊れられずに失敗する商品やサービスもある中で、成功した企業は巨額の富を得ることができる。競争の中でいいものが残る。これがアメリカの強さなのだ。
⽇本でも2016年に⼀般家庭向けに電⼒⼩売りが全⾯⾃由化され、さらに2017年にはガスの⼩売りも⾃由化された。
これからアメリカのように、日本でも新しい企業が⽣まれて欲しいものだ。しかし日本では新しい企業はアメリカのようには⽣まれず、新しいアイデアのビジネスも始められないともっぱら言われている。それは日本とアメリカでは法律が根本から違うからである。
アメリカの法律にはしてはいけないことが明記されており、そのため書かれていなければやっていいと判断されて、新しいサービスが多く生まれるのだそうだ。何か問題が起きたら、その時になって対処⽅法を考えればいいのである。⽇本とアメリカの考え⽅の違いが端的に表れている。
日本のITベンダーでも電⼒⾃由化で電⼒会社からの受注増の傾向だが、市場は⽇本国内に限られているようだ。アメリカの市場はもっと⼤きく膨らんでいるが参⼊できない。そこが⽇本のITベンダーの限界らしい。技術が劣っているわけではないが、技術だけで市場に参⼊できるものではないようだ。
僕たちの通勤ラッシュに異変!?
新型コロナウイルスによって、あちらこちらで在宅勤務が行われていますね。うちの会社も2週間前からテレワークになっています。来週の金曜日まで様子見で再度テレワーク期間が延長されました。今月3月はずっとテレワークになる気配を感じます。
JR山手線の朝の通勤時間帯のあの混雑が、3月2日から4日の間で20%減少したそうです。さらに3月8日には、乗車客減で乗降に必要な時間も減ったので、首都圏の各路線の毎朝あんなに起こっていた電車遅延も減ったそうです。
そして、東京オリンピックを契機として、政府や自治体などから在宅勤務などを推奨する声が発せられるようになってきていますね。オリンピック観戦客の鉄道利用が見込まれるので、さらに列車の混雑が予想されます。そのために通勤に鉄道を利用するのは控えてほしいということみたい。確かに、いつもの朝の通勤ラッシュ+オリンピック観戦客=ひどい激混み、の想像は易いですね。
新型コロナウイルスに感染者増加の中で、「通勤列車内での感染」や「オフィスでの空間共有による感染」を防ぐため、多くの企業がテレワークを推奨するようになりました。さらに密度の高い通勤時間帯を避けるために時差出勤も行われていますね。そして在宅勤務・時差出勤で通勤ラッシュは緩和され、ピーク時の利用者はそれなりに減りました。
今回の新型コロナウイルス騒動で、在宅勤務は本格的に普及するのか?または元に戻るのか?は気になるところです。
東京オリンピック・パラリンピックが予定通り行われるなら、開催期間の在宅勤務推奨の動きを考えると、今後半年くらいはテレワークが引き続き行われるそうな勢いですね。されにその後どうなるのかは、社会全体の判断になるんでしょう。でも、このまま在宅勤務が定着することも十分に考えられます。
新型コロナウイルスの経験は、都心に企業が集中し、そこに多くの人が通勤電車で通うことをリスクとして考えさせるようになりました。
これから半年の社会の動きに注目したいと思います。