ePaper好きです。
お久しぶりです。
新型コロナウイルスでテレワークになり、この2か月自宅で仕事をしてきましたが、
もうオフィスには戻れない感じがしています。
やはり元にいづれはもどるんでしょうかね。
ところで、台湾のEink社のePaperが好きです。
文具の未来を感じていろいろ買ってしまいます。
リッチメディアやゲームではなく、文章を書いたりスケッチをすることに重点を置いた紙のようなディスプレイを備えたタブレット、いや電子ノート。
ささっと書いたイラストをデータ書き出してIllustratorで読み込んで加工したり最高です。楽しい。
ePaper搭載のタブレットの中でもreMarkableが大好きなんですが、3月に新世代モデルが発売になっていたんですね。知らなかった。
Markableは、iPadやSurfaceとは違う、ミニマリストのための選択肢として独自の路線を貫いています。長い文章、電子書籍、ノート、スケッチといったモノクロのコンテンツの作成や閲覧のためにデザインされたMarkableは何ともセクシーな存在です。
Markableは第1世代モデルをクラウドファンディングで資金調達し、販売数は10万個を超えました。同時に約16億円のシリーズA投資を手にしたそう。
さて、第二世代モデルはどんなものなんでしょうか?
まずデザインの変化が一目瞭然です。左側に金属の帯を配した大胆な左右非対称の外観で、このタブレットは紙のノートに置き換えて使うものだと主張しているように感じます。左手で持って右手で書くということ。なので、左利きの人は完全に無視されています。日本のメーカだと絶対にしないデザインですね。
この新型の厚みはたったの4.7mm。iPad Proやソニーのデジタルペーパーよりも薄い。どちらも厚さは5.9mmです。正直言って、この程度の厚さの違いと思うが、手に触れて使ってみるとその薄さが良くわかります。
reMarkable最大の魅力は、おそらく書き心地の良さです。同社はこの2年ほどの間に、可能な限りの改良を行ってきたようです。そのひとつに、スタイラスを画面に置いてから線が表示されるまで、これまでもわずか40ミリ秒だったものが、何とさらに半分の時間の約20ミリ秒に短縮されています。
デジタルペーパーではこの時間の短縮はたいへん重要です。本物の鉛筆と紙の場合は、当たり前ですが遅延はゼロ。reMarkableは優れているが、それでも大きく手を動かしたときや線を引くとき、多少の遅れを感じます。これについて同社は下記のように説明しています。
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それ以上遅延を縮めたハードウェアは存在していなかったため、私たちは独自に技術開発しました。ディスプレイ自体を電子的に制御する方式を変更したまったく新しいディスプレイコントローラーの開発から、ピクセルごとの複雑な波形に一度に数百万回加えられる電流と電圧の見直しに至るまで、ディスプレイを制御するハードウェアとソフトウェアのアーキテクチャーを両方とも作り替えました。その結果、遅延は20ミリ秒となり、ジッターが減ってインクの流れがスムーズになり、完全に比類のないデジタル記述が完成しました。
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同社は、Eペーパー型ディスプレイの主要メーカーでもあるEink社と、この新しいディスプレイの開発を行ったとのこと。仕様は前のものと同じだが、10.3インチ、モノクロ、1872×1404ピクセル解像度、226dpiとなっています。
reMarkableを動かしているソフトウェアは、発売以来、大きなアップデートが何度か行われています。手書き認識の追加、インターフェイスの変更、性能向上など。今回の新型では、最も要望が高かった「ウェブ上の記事の保存」機能がついに搭載されています。ウェブページの形式を変更してデバイスに送るChromeのプラグインを使った独自機能が搭載されました。
また、バッテリーの寿命が3倍に引き上げられています。同じ3000mAhのバッテリーだが、全面的に性能が向上し、省電力で第一世代より高性能な、デュアルコアのARMプロセッサーを採用することでそれを実現しています。2週間使えて、90日間放置可能に。旧モデルのバッテリーの寿命と電源管理機能はあまり良くなかったので、これは素晴らしい進化です。
さらにスタイラスに消しゴム機能が追加されている。もちろん、消しゴムツールを選択すれば、いつでも書いたものが消せたのだが、スタイラスの一方が消しゴムとして機能するようになった。これはワコムの技術で、同社との共同開発で実現されている。しかし、この消しゴム機能が使えるのは99ドル(約1万610円)のMarker Plusのみ。50ドル(約5360円)の通常版では使えない。どちらも、スタイラスはマグネットで本体にくっつく仕組みになっています。
eMarkable 2は、399ドル。これにはMarkerと二つ折りのケースが付属する。最初の機種に手を出しかねていた人も、この新型には心が動かされるんじゃないでしょうか。
Just around the corner
以前ここで書いた、アッシュ・ペー・フランス主催、総勢550ブランドが出展するクリエイティブの祭典「rooms @ 国立代々木競技場第一体育館」で観た Masaru Ozaki 氏の「Just Around The Corner」が忘れられない。
この雨音は幼少の頃に感じた寒さを思い起こさせる。既に忘却の彼方に置き忘れた自分の心を取り戻させる。
「雨音が消える瞬間があり、その空間に意識の焦点が重なって時を感じる。水滴が地面を打つ音が粒になり、音になり、聴こえなかった声が見えてくる。 あの時のアンビエンスを作品に収めました。ガラスの壁に遮断され、はじめ音は聞こえませんが、だんだんと身体の内側からその音を感じ、湿潤な空気を肌で感じ、気がつけばその中にいるでしょう。it’s just around the corner(それはもうすぐです)」
MASARU OZAKIが「rooms」にて日本で初めて披露したのは、世界から厳選されたギャラリーが集結するアートフェアとして名高い「アート・マイアミ」や、世界中から目利きのバイヤーが集まるアートとアンティークの祭典「TEFAFマーストリヒト」などで、世界のギャラリストに見出された作品『Just around the corner』。光のアーティストMASARU OZAKIの世界観が表現されている作品だ。
この作品でMASARU OZAKIは、周囲の環境の中で外界を捉え、外の世界を内面に引き込むことによって、時空間だけに現れる忘却のような意識状態を創造している。魔法は美しく作られた箱に入っているのだ。
動きがキモイ舌ロボット
なんとも気持ち悪いものが登場した。
唾液のヌルヌル感も再現した「舌」ロボットである。
その名も「Licker」。
電通大が開発したとのニュースです。
舌を持つ動物の「舐める」という行為に着目した斬新なアイデアである。
4つの動作を組み合わせて超リアルな動きと触覚を再現している。
舌はシリコーンカバーで覆って化粧水でぬるぬるだそうですw
4つの舌の動きが細かく分析・分類されています。
a. 前後の動き
b. 左右に振る動き
c. 上下の動き
d. 横の両サイドから巻く動き
これらの動きを組み合わせて、さまざまな舌の動きを再現しているのだそうだ。
このシステムは、舌部分と駆動部分で構成している。
舌部分は、薄いプラスチックシートをシリコーンカバーで覆うことで柔らかさを表現し、
カバーの表面には化粧水を塗ることで唾液のぬるぬる感を再現するようだ。
駆動部分は、モーター駆動のメカニズムで舌の前後左右の動きを行う。加えて、プラスチックシートの先端にはひもを固定し、チューブを通して駆動部分のサーボモーターと接続している。これによって上下の動きと横の両サイドから巻く動作をおこなっているようだ。この舌部分と駆動部分によるシステムから、4つの動作を組み合わせた舌運動を生成し、リアルな舌の動きと触覚を再現している。
いや~↑動画を見てみると何とも気持ち悪い。
ぬいぐるみにセットすると「未知なる生物」に出会ったかのようだ。
なんともなまめかしい舌ロボット。
あちらの業界とかざわついていそうで笑ける。
大人気な個人経済圏
企業や団体に属さないまったくの「個人」が、作品やスキルを提供してビジネスを展開する「個人経済圏」。
アクセサリーから洋服、家具まで個人が制作した作品を販売する「個人作品売買サイト」は、個人クリエイターのビジネス領域拡大をサポートしている。ネット販売を核に大型商業施設への常設店舗も展開しているサイトも出てきた。
そこで、個人作品売買サイトやコミュニティをまとめてみました。
アートも雑貨もファッションも。『Creema(クリーマ)』は世界でたった一つのハンドメイドを対象に、あらゆるジャンルのクリエイターと購入者が、作品を売買(販売・購入)できるハンドメイド・ソーシャルマーケットです。
手作りの作品を展示・販売・購入できるwebのレンタルボックスです。
東急ハンズが運営する、手作り品を見て、買って、出展して楽しむ、Webと店舗のギャラリー&マーケットです。手作り品なら誰でも「無料」で出品できる「Webショップ」と、東急ハンズ店頭常設の「レンタルギャラリー」で世界に1つの作品と出会えます。
日本が誇るクリエイター文化を世界へ発信し、クリエイターとユーザーが共に成長するサイトとして「手作市場」を立ち上げました。
素晴らしい作品をもっと多くの人達に知ってもらいたい。世界にひとつだけの作品をより多くの人達へ。
CraftCafe(クラフトカフェ)
クラフトカフェは、手芸・手作りが大好きな方、これから挑戦したい方たちが集まり、作って見せて楽しむコミュニティサイトです。
手仕事の新しいマーケットプレイス iichi
マスクないなら、3Dプリンタで作っちゃえ!
ITディストリビューションや3Dプリンター事業などを手がける株式会社イグアスは、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大による深刻なマスク不足を受け、自社で販売する3Dプリンターを活用し、繰り返し利用可能な独自のマスク(以下3Dマスク)を開発したとのことで面白いアイデアですね。
3月下旬から同社員に試験的に配布して使用感のフィードバックを基に改良を重ねて、より広範な3Dマスク製作の展開を目指すようです。
オリジナルで制作したマスクの設計STLデータを無償公開して、3Dマスクの社会普及を働きかけていくようで、素晴らしい社会貢献ですね。
マスクの装着は、厚生労働省の新型コロナウイルス対策基本方針にも記載されていて、現在もピークに達した需要に供給が及ばず、入手困難な状況が続いていますからほんとうにいいアイデアだと思います。
同社が着目したのは「自社が販売を行っている3Dプリンターの可能性」でした。
・マスクの製作に適した素材が使える
・短時間で作れる
設計~製作の全工程を内製化したことで、3Dマスクを短期間で製作できたとのことです。
今回の3Dマスクは3Dスキャナー、モデリングPCソフト、3Dプリンターを使用して製作されています。3Dスキャナーで人の顔をスキャン、スキャンデータを元に顔の輪郭に合わせて3Dマスクを設計した上で試作を繰り返し、人の輪郭と顔の各パーツの形状に沿ったフィット感のある最適な形状を実現しています。柔軟性と耐久性のあるナイロン粉末材料を使用し軽量で水や洗剤での洗浄もできるので清潔かつ繰り返しの使用が可能でよく考えられています。また内部には布、ガーゼ、紙類などのユーザーが選んだ素材をセットできる仕様にもなっているとのことです。「厚さ1mm重さ7g」と薄く軽量で本当に素晴らしいですね。
実際にマスクを使用した社員のフィードバックとしては、
「一見堅そうに見えるが装着したらフィット感も良く違和感なく使える」
「マスクが入手できなかったので助かった。繰り返し使える点も良い」
「家族の分も欲しい」
といった声があがっているようで、今後は子供用などバリエーションを増やしていくようです。
今日聴きたい音:Big Scary - The Opposite of Us (2017)
オーストラリアのメルボルン産、ジョアンナとトムのデュオからなるBig Scaryの美しいメロディアスな名曲「The Opposite of Us」のTripleJの番組「Like A Version」内ライブでの模様。
Triple J はオーストラリア国営放送ABCのラジオ部門の一つで、オーストラリアのアーティストとオルタナティブ系を中心に、アメリカ・イギリスも含め様々なアーティストの曲を流している。 オーストラリアのトレンドを知る情報ソースとしても知られている。
マラカスのシャカシャカ音、そしてピアノリフメロディから始まる。
そして囁くようにうたう「Blues Juice」を飲んだような繊細なトムのボーカル。静寂を打ち破るような波動を感じる。
何度も何度も見てしまう「美しい」ライブ動画だと思う。
あれこれ書くよりも一度是非見て欲しい。